8才の頃

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母が、小学校の1年2年と、テストや絵日記を整理袋に入れてとっといてくれた。懐かしくて見ていたら、夏休みの絵日記に笑ってしまった。
「きょうはがっこうに行く日だけど、きのう、海に行ってつかれたので、ねていた。ずっとねむいので、がっこうはやすんだ」って書いてあった。そうとう呑気な子どもだったのだ。学校に提出する絵日記に正直に書いているのだもの。

  ]

おかしなテストも出てきた。

問4 ( )の中によくあうことばをかきいれなさい。(20)

 

1 空は夕やけで(  )だ。
  私は、(オレンジ色)だ。と書いて×になっている。
2 字を(  )みつめる。
  私は(よく)みつめる。で×。
3 いたみが(  )と止まる。
  私は(ちょっ)と止まる。と書いて×になっている。
4 三、四回くり(  )す。
  これだけは、(かえ)と書いて◯だ。

  この問題で15点引かれ、合計は85点となっていた。
 小学2年の時にわからなかった自分だけど、今考えても正解がわからない。2も、そもそも、字をみつめたりするかー?と突っ込みたくなる。小学校は全教科教えるから、ひょっとしたら担任の先生は国語が苦手だったのでは、とも思う。

 それにしても正解が知りたい。


横浜に行った子

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昨日、実写のシンデレラをテレビで見た。何年か前に映画館でも同じのを見た。劇場版の王子はフツーだけど、何しろシンデレラが美しい。キャスト大正解。あの意地悪な継母も、まんまの味を出している。あの継母を見ていると、元塾生のNちゃんを思い出す。
Nちゃんは一人っ子だった。正義感が強く、友達がいじめられていると、小学四年生なのに、怯まずに相手に向かっていって助ける女の子だった。両親はとても優しくて、母親は嬉しそうに「うちのNは楽しい、と塾に走っていくんですよ」と笑っていた。幸せな家族は見ていて微笑ましかった。
なのに、突然母親はくも膜下出血で天国に行ってしまった。Nちゃんはしばらく塾に来てもぼんやりしていた。でも、お父さんが一年もたたずに、お見合いし、結婚した。Nちゃんは、「先生、また3人家族になったよ」と喜んでいた。継母は気が強そうだけれども、きれいな人だった。Nちゃんは継母に笑顔で接し、お母さん、お母さん、となつこうとしていた。けれど継母はNちゃんの愛犬を、近所にくれてしまった。塾も必要ない、とやめさせられた。新刊を持ってNちゃん家を訪ねると、「お母さん、先生が来てくれた!」と満面の笑みで迎えてくれたが、中から「うるさいわね!昼寝中なんだから静かにして!」と怒鳴り声がしただけだった。
Nちゃんは悲しそうにうつ向いた。
近所の人にたちとも平気でいい争いをする継母だそうで、Nちゃんの明るさは消えて、学校で急に鼻血を出したりする、と塾の仲間だった子が教えてくれた。
2年後に父親の転勤で横浜に移転した家族だが、Nちゃんは元気にしているだろうか。
シンデレラのように、継母に「あなたを許します」と離れたのだろうか。私なら「永遠にさようなら」と言って幸せになるけど、シンデレラは許します、だものね。こんな心の女性に会ってみたい。家来になるよ。


マーク・トウェイン

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外でパソコン打つにも、なんとなく、気構えながら誰も近くにいない席を選んでしまう。
なんだか窮屈な毎日になってしまったけど、じっくり本が読めるようにもなった。マーク・トウェインのアダムとイブの日記は面白かった。以前はアダムとイブをこんな風に思っていた。蛇の誘惑に負けるイブはしょうがない奴で、そのイブのリンゴのススメに屈したアダムも女性に弱い優柔不断な奴、とずっと思っていた。ところがマーク・トウェインのイブは動物や木々、そして水辺にも感謝できる優しい心の持ち主で、アダムは結構頑固者で、日記にもブツブツ文句ばかり言っている。しかもそっちの方が面白くて、一気に読んだ。リンゴを食べてしまったために、二人はエデンの楽園を追い出される。でもかえってその方が二人は仲良く、だんだんアダムも感動できる人になり、二人は結構幸せなのだ。しかもイブは自分の方が先に天国に行きますように、と願う。なぜなら、アダムのいない人生は考えられない、と一途。アダムはその心をわかってないのかな、それとも恥ずかしがり屋なの、と思って読んでいたら、最後のアダムのセリフがいい。イブの墓の前でこう言うのだ。
「たとえどこであろうと、彼女のいたところ、そこがエデンだった」

 

まあなんと美しい二人の愛情でしょう。君たちはリンゴを食べて正解でした。

面白く、センチにもなる物語でした。



馬里邑れいの本

馬里邑れいのオフィシャルブログ。馬里邑れいのプロフィールと日記、馬里邑れいによるオリジナル小説の投稿など。

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