吉祥寺のワインバー

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打ち合わせが終わって、ふとあいつはどうしてるかな、と電話してみた。すると、これからワインバーに行くからタクシーで迎えに行く、と珍しく会えた。2年ぶりに会う。私の著書「ブレイクスルー」のモデルになった本人だ。司法書士になった彼は現在32歳で2年前まで寝る暇もないぐらい忙しくなっていたが、体が心配だった。
会ってみたら、前より元気になっていたので「仕事減らした?」と聞いたら「うん、半分にした」と明るく言った。余った時間、グアムやハワイと海外で泳ぎまくっているという。横須賀にアパートを建て、画像を見せてくれた。ワンルーム六室で、洒落た壁紙やロフトも高さがあり、階段は収納になっていて、すぐに六室埋まったそう。で、横浜にもう一棟建築中というからすごい。「借金も重なるんじゃない」と言ってみたら、「1億越える借金は借金と意識しなくなる」と笑って答えた。
本を書くためにインタビューしている時から只者じゃない、と思っていたけどさすがだ。
吉祥寺の洒落たワインバーはグラス一杯4千円もして、二人で三万近い値段だった。勿論若くても金持ちな方が支払う。そのあと鰻もご馳走になった。貧乏人の私は極上の満足感に浸る。
彼いわく、「長生きってさ、年をとれば長生きってもんじゃないと思う。10年とか監禁された人が、私の時間を返してほしい、って叫ぶでしょ。長生きというのは、ただの長さじゃなくて、自分の時間をいかに自由に使ったか、だと思う」と。「自分を押さえていろんなことを我慢して長く生きてもそれは長生きじゃないよね」と。なるほど、と私は頷いた。この32歳の見解に感心する。でも大人すぎることをちょっと懸念したが、「ね、ちょっと一緒に行ってもらっていい」と連れて行かれた店はドンキホーテで、「地下に駄菓子屋があるんだ」とウキウキしている。「うまか棒が好きなんだ。だいたいの種類食べたけど新しいの直ぐ発売するから飽きない」のだそう。「このプレミアムも買ってみたけど、一本倍の20円するから倍の美味しさ期待しちゃうでしょ。ところが1、3倍ぐらいの美味しさでガッカリ」とうまか棒の前ではしゃぎながら説明する彼を見て安心した。ちゃんと子供っぽいところもあるのだと。


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馬里邑れいの本

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