20年のブランク

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どうしても気になって、20年も音沙汰なかった友人の家に行ってみた。30分車を走らせて夜の9時に。
新築の豪邸になっていて、彼女は玄関に出るなり、れいちゃん!と叫び、両手を握りしめた。恥ずかしいったらありゃしない。でもこれが彼女らしいとこなのだ。家でお茶して話が弾む。20年前に、私たちはケンカしたまま音信不通になっていたのだが、二人ともその事を忘れたかのように懐かしんだ。二人とも大人になったのだろう。
彼女は結婚して、五年で旦那さんを亡くし、子供をひとり育てていた。
話は尽きずに、12時まで話した。彼女は強く優しい人になっていて嬉しかった。泣き虫で意地っ張りの彼女ではなかった。こういう月日の流れはいいなあ、と思った。
その日を境に月に2度ぐらい会っている。彼女はよく手紙をくれるのだが、真面目すぎる内容に私は笑ってしまう。三枚も書いてあり、「れいちゃんに再び会えたことを神さまにお礼申し上げます。そしてれいちゃんにもお礼申し上げます」って、私は読みながらげらげら笑ってしまった。「そこは笑うとこじゃない」と彼女は真面目に怒ったので、一応すみません、と謝っておいた。

私たちはもうケンカすることはないだろう。


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馬里邑れいの本

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