七段

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阿佐田哲也杯で優勝した人から電話が来た。
「マリムラさん、麻雀をしに古川まで来てください」
確か、麻雀大会が終わったあとの名刺交換でもそう言われた。挨拶の言葉かな、と思って気にしないでいたら、ひと月後にかかってきた電話で、「今年中に来てください。私はもういつあの世に行くかわかりません。だから早く麻雀を打ちたいと思いますので」そう言われたので、そうなのか…では今年中に行かなくては…と思っていると「いつきますか? 決めてください」とせかすので「では来月行きます!」と言い切ってしまった。
で、古川に来たわけであります。
着いた新幹線の駅には、にこにこ顔のM氏御一行が出迎えてくださいました。駅の構内で軽く食事をし、でかい車二台で雀卓がある旅館へと走り続けました。(写真が旅館の庭)
優勝のM氏は宿のおかみさんと親しく、着いてすぐにロビーで珈琲を出してくれました。
私をいれて五人のメンバーは(男3女2)さっつさと珈琲を飲み終えて麻雀室へ。ドアの前には”会議室”とプレートが貼ってあるのに、中は雀卓が三台あるのみ。
二時に麻雀はスタートし、七時に和室で夕食。で、他の宿泊客はカラオケや会話に盛り上がっているというのに、我々は誰一人反対する人なく、すぐに麻雀室へ。で、十二時まで麻雀をし、風呂に入って就寝。
次の日は、私以外五時起きで麻雀に興じたそう。ほんと、すごい麻雀好きなひとたちで楽しい。
私は朝食後、九時から参戦。昼ごはんは麻雀室まで運んでもらって食べながらの麻雀。誰一人飽きたと言わないし休憩しようともしない。私が乗る新幹線の時刻ぎりぎりの四時まで麻雀を打ったのであります。
もちろん、皆さん強くて、私のひとり負け(M氏は七段だし、他のひとも五段ぐらいに強い)けれど強く、かつ人柄のいい人たちとの麻雀はやはり楽しい。充実した麻雀の日だった。
帰り、送ってもらう車の中で、「マリムラさんは変わったひとですねえ。ここまで来てくれるんですもの」とM氏はゲラゲラ笑ったが、「えっ…M氏が、私はもういつあの世に行くかわからない身、というから…」と答えると、「マリムラさんは信じる人なんですねえ…」とさらにゲラゲラ笑った。考えてみればM氏は健康ではないか。これだけ長い時間麻雀しても疲れはない。私もこんなに長く麻雀したのも、こんなに疲れない麻雀も初めてだ。すごく楽しかった。
ところで、私は四人の職業も年齢もまったく知らない。
知ったのは、四人とも何より蟹より麻雀が好きみたいだ。私も四人を見習いたい。すごく幸せな表情をしていたから。
M氏から「私は、もう長く…ないかも…だから麻雀を…」と電話がきたら、また行くからね。

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コメント
10月にパイをつもりにまた仙台の中山平温泉に来てくださいませんか。
心からお待ちしてます。
  • 仙台の雀士 眈勝,困鵑戚
  • 2014/09/05 5:09 PM
Bクラスと命名頂きうれしいです。
Cクラス、と言われるとさすがにがっかりです。
麻雀牌に乾杯!
  • 2014/09/06 12:39 AM
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馬里邑れいの本

馬里邑れいのオフィシャルブログ。馬里邑れいのプロフィールと日記、馬里邑れいによるオリジナル小説の投稿など。

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