320円

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東京のとある駅構内に立ち食いそば屋ができたので入ってみた。
店主を見た途端笑いだしそうになった。志村けんがやるラーメン屋のばあちゃんそっくりなのだ。店内には客が誰も居なくて大丈夫かなあ、、まずいのかなあ、、とちょっと心配。店の前にある券売機でいか天うどんの券を買った。たったの320円が気になる。
30秒もしないうちにどんぶりが来た。うどんはどうでもいいような麺だし、ゴムみたいないか天に、やっぱり320円だね、と納得だ。しょうがなく食べていると、サラリーマン風の客が入って来た。「いま帰り?」と志村けん風店主が聞くと、「そう、今日はくたびれちゃったよ。ミスがあってさ、」とサラリーマンは嬉しいそうにしゃべりだし、店主はにこにこ聞いている。ああこの店主、いい人なんだーと思った。いか天まずいので残そうかと思ったけど、サラリーマンの長い話をずっと聞いてあげているので、私も我慢してたいらげた。ごちそうさまでした、とどんぶりを戻すと、「ありがとうございました。またいらしてください」と志村けん風店主は笑顔で言った。
幸せな人なのかも知れない。うどんはまずかったのに、私もふんわりと幸せな気持ちになったから。


脳波測定

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脳波測定の詳しい結果がでた。
「Mさんは(歌手)、感受性の強い方や癒しの力を持つ方に多くみられるミッドアルファ波とスローアルファ波が同じくらいの電圧で計測されました。他の皆さんはよい意味で標準的なパターンでした。その中で馬里邑さんだけはベータ波が多いことから、リラックス出来ないというか、意識が分散しやすい傾向も窺えます。脳波が最も変化したのは馬里邑さんです。優位脳波が一つにまとまることなく、目を閉じていても意識が働き過ぎています。ところがMさんの歌を聴くことで雑念が減りリラックスした状態に変わったようです。」と言う結果だった。
私が思い描いていた結果ではなかった。「雑念も多い中で単純脳波も非常に多く見られ、また時には脅威的な集中力脳波も出します」が理想だったな。


花火が終われば

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毎年開催される地元の花火大会はは二万六千発の仕掛け花火が上がり、例年より六千発多かった。私以外景気がいいのかも知れない。四十五万人の人出だそうで、警官もあちこちに待機している。
余りにもきれいなので見とれてしまうが、採点を依頼されているので感動ばかりしていられない。
夜空にドンパチ迫力のある音と色彩が見事だけど、二時間過ぎるのは早い。
人ひと人で、帰りは歩きにくい。携帯が鳴り、歩いて近くまで迎に来てくれるという女性がいる。指定された階段の下で待っていると男もひとり連れて本当に来た。で、車が駐車してある場所まで歩き、「どこかの居酒屋で夏の宴のあとの切なさに浸りましょう」と言うことになったのだが車が渋滞して全然動かない。 しかも、目指した居酒屋はすべて満員で断られる。探し続けて空いてる店にやっとたどり着いたときは11時を過ぎていた。二時間も居酒屋探しをしたが夏に別れを告げるにはなかなかいいシチュエーションだった。丁度お腹も空いたのでいろいろ食べた。来年の夢を語ってもいい?と聞いたら、早過ぎる!と笑われたのでやめた。
私の中では花火が終わた後の日々は嘘じゃないかと思うほど早々に過ぎていき、あとは雪が降ってジングルベルの歌が鳴るのが待ち遠しい。クリスマスにプレゼントももらえないまま、マッチ売りの少女のような気分になって酔うのが楽しみなのだ。



馬里邑れいの本

馬里邑れいのオフィシャルブログ。馬里邑れいのプロフィールと日記、馬里邑れいによるオリジナル小説の投稿など。

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